地域医療学講座は、奈良県の寄付により2010年に
奈良県立医科大学に創設された講座です。本講座は、奈良県における地域医療の充実を目標に、医師の需給状況と適正医師配置を研究しています。
また、2008年から開始された奈良県の医師奨学制度による奨学生のキャリアパス形成も当講座に課せら
れた任務です。特に「緊急医師確保枠」で入学した、あるいはこれから入学する医学生は本制度が継続される2019年までに約130名に達します。奈良県の医療に貢献しようという熱い志を持つ奨学生に適正なキャリアパス
を提供することは、全学的にも重要な課題であり、本講座は今後ともこれらの課題に全力で取り組んで参ります。